お好み焼きの歴史

1。お好み焼きとは?

「お好み焼き」は、小麦粉とキャベツを使った鉄板焼きの食べ物です。

2。お好み焼きの歴史

【麩の焼きが、お好み焼きの起源】

様々な諸説があるのですが、実は安土桃山時代に千利休が好んでいた「麩の焼き」がお好み焼きの起源と言われています。
「麩の焼き」とは小麦粉を使った和菓子です。小麦粉を水で溶いて薄く焼いて、味噌や砂糖を塗った生地を巻いたお菓子。

3。戦後広がったお好み焼き

お好み焼きの原型「一銭洋食」

食べ物が手に入りにくかった戦後、安価で人気のあった「一銭洋食」が人々の注目を浴びていました。
「一銭洋食」とは小麦粉を溶かした水を焼き、ネギを乗せてからソースをかけて食べる駄菓子です。
空腹を満たすため、その上にキャベツをのせたりして、今のお好み焼きの形に近づいて行きました。

「広島焼き」の登場

「広島焼き」についてですが、戦後、アメリカ軍から支給された小麦粉を薄く延ばし、観音ネギをまぶして焼いたのが起源とも言われています。当時はネギが高価だった為、比較的安価なキャベツをネギの代わりにして使われたのが現在の広島焼きの原型です。
ボリュームを増やす為、中華麺を入れたりしてお好みの具材を入れたり、現在では様々な具材が入ったお好み焼きが誕生しています。

4。広島のお好み焼き屋さんの特徴

広島の有名なお好み焼き屋さんの名前には「◯◯ちゃん」という名前がついたお店が多い。

みっちゃん、麗ちゃん、ふみちゃん、ちいちゃんなど

一説によると、戦争で父親や夫を亡くした女性が一人手でお店を開き、
頑張ってきた方の名前が付けられているようです。